相続などで取得した家屋を放置することのメリットやデメリットをまとめました。
【デメリット】
➀放火等の事件事故の危険
空き家は防犯上負の作用をもたらす可能性が高まります。人が住んでいないと連日明かりがつきませんから「管理者がいない」と思われてイタズラの対象になりやすくなり、いたずら書きをされたり、放火されるなど事件に発展することもあります。
➁不審者に利用される
同じく防犯上のデメリットで、不審者の根城にされるなどの危険も出てきます。浮浪者に勝手に利用されることもありますし、地元の不良グループなどに勝手にたまり場として使われてしまうこともあります。
➂建物の劣化
人が住まなくなった家屋は急激に劣化するので、売却を考える場合はできるだけ早く手続きを進めなければなりません。
【メリット】
➀不用品を置いておける
相続などで取得した物件の場合はしばらくの間その家に遺品などを置いておくことができますし、あるいは自分の不要物を置いておくスペースとして活用することも可能でしょう。きちんと管理することができれば保管庫・何らかの趣味の展示スペースなどとして利用できます。
➁固定資産税が安くなる
日本の税制では土地や家屋などの不動産を所有するだけで固定資産税が課せられますが、家屋を所有するための土地にかかる税金は更地よりもかなり優遇され、低い税額で済みます。